益子への旅その2:伊藤丈浩さんの工房へ

こんにちは!メトロクス、ヨダです。
前回に続きまして、益子への旅レポートをお届けいたします。

ヒジノワ」にて鈴木さんのうつわでお食事を頂いた後、伊藤さんの工房へ!
以前、益子に来た時は本当に少ししかお会いできなかった伊藤さんに
今回はゆっくりとお話を聞く事ができました。


こちらは伊藤さんの作業机。
大きな机の上には細かな道具が並べられています。中には特注で作られたものも。
こういった道具たちが伊藤さんのうつわ、そして模様を生み出しています。


見上げると沢山の本が。益子はもちろん、沖縄や北欧の陶器のものなど様々な本たち。

そして、伊藤さんに実際に制作して頂きました!
模様を描く行程です。

使う材料はこの二つ。茶と白の化粧泥です。

茶褐色の化粧泥のベースに
白い線をすっすっと描いていく伊藤さん。
目が釘付けです。


まずは横に線を引き…


その上から線を被せることによってより複雑な模様が生れます。

そして完成!

あっという間に(のように感じた)この繊細な模様が描かれました。
描くのに使った道具は白い化粧泥の入ったコンテナのみです。

そして「リボン」や「フェザーコーム」などの柄の工程を見せて頂きました。
危うく写真を撮り忘れそうになるほど見とれる私たちに
「さ、どうぞ」と椅子を立ち上がる伊藤さん。

なんと、メトロクススタッフもスリップウェアに挑戦させて頂きました!
大変な事です。緊張しながらスタッフ4人4様の模様を描きます…



そして…

おお…アバンギャルド…。
前に小野寺嬢の「呪い柄」を笑っていましたが、もう笑えません。「呪い柄」、むしろ凄い。

伊藤さんからは「誰でも初めては一回きりだから」というお言葉を頂戴し、
スタッフ4人の初めてのスリップウェア体験は幕を閉じました。

そして、ここで申し上げたいのは、この体験を皆様にもぜひ経験して頂きたいということ!
こうやって実際に自分が「つくる」作業に少しでも関わればぐんと作品と近くなります。
そして面白みを感じる事ができます。
今、メトロクスは新たな試みとして、このような体験を出来る場所を
来年の催事に向けて設けたいと考えています。
詳細はまた後程となりますが、皆様、ご期待ください。

お時間を作って制作して頂き、またこのような貴重な体験をさせて頂いて
伊藤さん、本当にありがとうございました!

鈴木さんと伊藤さんのところでたっぷりお邪魔してしまい、行く予定だった「益子参考館」は見送りに。
次回に楽しみを残しつつ、興奮気味に帰路に着いたのでした。

tokyo@metrocs.jp|TEL 03-5777-5866