暑いを季節を涼しく過ごす
こんにちは、メトロクス・シオダです。
長い梅雨が終わったと思ったら連日暑い日が続いていますね。今年は例年よりも気温が高いことに加えてマスクの着用やこまめな換気の推奨などもあり暑さが一段と身に染みます。この暑さを少しでも和らげて涼を楽しめたら、、、ということで今回は暑さを和らげてくれる良品ならぬ涼品をご紹介します。
KIRICO*KILICO|切子グラス
見た目に涼しいこちらは、吉田順子さんによる KIRICO*KILICO の切子グラス。
吉田さんは大学でグラフィックデザインを専攻中に、江戸切子の伝統工芸士である根本幸雄氏に師事されたのちに独立。草花などの身近にある素材をモチーフに、江戸切子の高度な伝統技術を生かしながら描くカッティングデザインは、北欧デザインのような愛らしさと軽やかさを感じます。
切子 Vオールド ヨーヨー
カーブを描いたラインの先端に透明と半透明の2種類のドットがついたリズム感のあるカット。曲線とドットの組み合わせは、まるで涼しげに上下するヨーヨーのよう。グラスを上から覗き込むと螺旋(らせん)状の渦が現れます。
切子 片口 ひし模様
涼しげな縦線と日本の伝統的なひし模様。手仕事によってひとつひとつ丁寧に描かれた模様が、凛とした上質な美しさを演出します。
切子 Vタンブラー つながる小玉
タンブラーの飲み口を、一本の線上に連なった小玉が彩っています。
こぼれるような小玉は透明なものと擦りガラスのものがあり、丁寧な手仕事ならではの繊細さを感じる事ができます。
切子 Vタンブラー ふた葉
すくすくとのびた足の長い葉が並んだ模様のタンブラーです。背丈の異なる葉がバランスよく配置されたすっきりとしたデザイン。上に向かって広がっているフォルムで手に良く馴染みます。
切子 冷酒杯 かざぐるま
規則的に並べられた半月のような模様が風車のように見える、かざぐるま模様。丁寧な手仕事ならではの繊細さを感じる事ができます。とっておきの冷酒はこの杯で頂くと、さらに美味しく頂けることでしょう。食前酒用の酒器としてもテーブルが一層華やかになります。
切子は横からの見たカットも美しいですが、上から覗き込んだ時の美しさも格別です。
キリリと冷やした冷酒を注いで、ゆらゆらと揺れるカットを眺めながらの夕涼みなどいかがでしょう。
柚木沙弥郎|型染うちわ
続いては涼を得るための道具として欠かせない「うちわ」のご紹介です。
毎年ご好評をいただいている、日本を代表する染色家・柚木沙弥郎さんの図柄をもちいた型染め和紙のうちわ。柚木さんは民藝との出会いののちに染色家の芹沢銈介氏に師事し、97歳を超えた現在も活動を続けられるアーティスト。自由かつ大胆、ユーモアあふれる図案や豊かな色彩で多くの人を魅了し続けています。
図柄は厚手の和紙にひとつひとつ丁寧に染め上げられています。
柔らかなにじみや色むらは印刷では表現できない型染めならではの風合い。
骨は竹製。よくしなり一度に多くの風を送ることができます。
また天然素材ならではの手当たりの良さや風合い変化も魅力。8年間愛用しているスタッフ曰く、長く使っていてもまったくくたびれる様子がないというから驚きです。画像の左側が新品、右側がスタッフが8年間使用しているもの。比べてみても風合いの変化は少ないようです。
型染うちわはメトロクス東京でのお取り扱いのみとなります。
ぜひお手に取って風合いや扇ぎ心地をお試しください。
まだまだ暑さが続きそうですが、素材や見た目などで涼感を得られるアイテムをうまく取り入れながらこの夏を乗り切っていきましょう。
暑いを季節を涼しく過ごすための工夫や知恵などありましたら是非お知らせくださいませ。