デイリーユースに使いたい花切子
先日から開催中のコレクションマーケット。
江戸切子と言えばカッティングにより色ガラスと透かしガラスの模様が特徴なんですが、
この画像の切子は、「花切子」といい、表面に簡単なカットを施し草花の図柄を描いた
江戸切子と比べると簡素な作品です。
草花だから花切子というわけではないのですが、
「花切子」は、江戸切子のようにカット面を磨かずに削るケシという表現でガラスに
図柄を描き出した切子のことで、江戸切子と比べるとシンプルなデザインが特徴です。
時間をかけずに大量に作れるので花切子の注文がたくさんあると景気が良いなんて
言われてたこともあったらしいです。
当時の職人は仕事のあいまに、自宅用に花切子を作ったりもしていたみたいですよ。
このタンブラーなんかも本体のグラス自体は、昔ながらの居酒屋さんなんかにありそうな
ありふれたグラスにカットを施しています。
グラスの縁にレトロなラベルが貼ってありましたが、当時の製造メーカーの名前でしょうか?
もしかしたら、これを作った切子職人が仕事の合間に自宅のグラスにカットを
施したのかもしれません。
今回、花切子のショットグラスがたくさんあったので、吉田さんの切子作品と
合せてみました。吉田さんの徳利も切子のジャンルでいうと花切子ですね。
本当はショットグラスなんですけど、お猪口として使ってみてもかわいいと思います。
コレクションマーケット会期中、3,000円(税抜)以上、オールド切子を
お買い上げいただいた方に今回紹介した花切子のショットグラスをプレゼントしています。
グリーンとブルーの2色からお選び頂けますが、数に限りがありますのでお早目にどうぞ。
会期:2016年6月11日(土)~ 6月25日(土)
会場:メトロクス東京
〒105-0004 東京都港区新橋6丁目18-2
TEL 03-5777-5866
営業時間 平日12:00-18:00、土曜12:00-19:00
[水・木・日・祝日定休]