表情を育てる道具

こんにちは。メトロクス・フジサワです。

あっという間に7月も終わり。ついこの間まで弱々しくひらひらしていた緑が、健康的に日焼けした子供たちと一緒に色を濃くしていく景色に季節の移ろいを感じます。

忙しくしていると時間の移ろいを忘れてしまうからか、一緒に時間を経る表情がみえるものに年々惹かれている気がします。

真鍮もその一つです。ピカピカの楽器や5円玉でも見慣れたおなじみの素材ですが、自分の手で変化を見守ると不思議な愛着がわいてきます。

n-craftsでは、真鍮製のLueのカトラリーを中心にご紹介しております。

Lue HPより(Lue (lue-brass.com)

磨きたてのウブな白っぽい金色から、徐々に革のように脂を含んだような色に落ち着いていく様は本当に育てているようです。

私は以前に金属を使っていろいろとモノを作っていたことがあったのですが、実は、お肌の酸性/アルカリ性の度合いによっても若干変色のしかたが違うのだそうです!

カトラリーなどは、あえて一人ひとりで使い分けて変化の違いを比べてみるのも楽しいだろうな、と想像してしまいます。

少しずつ買い足して、歴史をたどったりもできそうですね!

今から使い始めれば、日差しが強い夏はキラリと光る質感でアイスをすくって涼んで、冬の柔らかい光の下では、馴染んでしっとりと控え目に光るようになっていると思います。素材感のあるテーブルセッティングにも映えること間違いなしです。

そんな質感の変化を楽しみたいときに、気になるのが黒変です。

水に濡れたまま放置しておくと黒ずみやすいので、洗った後はしっかりと拭いて乾燥させておくとシミがなく、一枚革のような色に育っていきます。

鉄のように錆びてもろくならない銅。黒ずみの正体:緑青は、銅の被膜のなかでも最も安定したコーティングになります。よい雰囲気ならばあえて残して、また気になるようなら、お酢で簡単に輝きを取り戻すこともできます。

過去のブログでもご紹介していますので、ご参考にしてみてください!

真鍮のカトラリー 簡単!気軽!お酢でのお手入れ方法真鍮のカトラリー 簡単!気軽!お酢でのお手入れ方法

いろいろと試行錯誤しながら、お好みの表情をぜひ楽しんでください!

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