グッドデザインな伝統工芸
こんにちは、メトロクス・フクオカです。本日はMETROCSから新しく発足したプロダクトブランド「nuskool」の製品をご紹介します。新ブランド発足を記念したキャンペーンにてもれなくプレゼントも差し上げていますので、ぜひ最後までお読みください。
2016年に発売
2016年に発売した、しなやかで力強い籐の特性を活かした、シンプルでありながら存在感を放つ壁掛けミラー「wawa」。壁面を飾るデコラティブな側面と、鏡という道具としての機能、そして、籐の新しい可能性を引き出したデザインを、籐の職人と共に作り上げるという、バックボーンにも惹かれるプロダクトです。
デザインはトラフ建築設計事務所
「wawa」のデザインはトラフ建築設計事務所。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「空気の器」「AAスツール」などがあり、レッドドットベストオブザベストなどの数々の賞を受賞する他、2015年には「空気の器」がモントリオール美術館において永久コレクションに認定されている方々ですので、ご存知の方も多いと思います。
「wawa」が生まれた背景
商品開発を進めるにあたり、籐という素材に注目しました。日本各地に籐加工のメーカーが存在しますが、外国製の安価な籐製品との差別化を図らなければならないという課題がありました。ツルヤ商店のご協力のもと、国内生産だからこそ可能な「無塗装の籐」「丁寧な手仕事」を強みとし、今までの籐製品にはない軽やかなデザインを取り入れ、国内外問わず通用する新たなプロダクトを誕生させたいという思いがきっかけとなりました。
2016年グッドデザイン賞受賞
「wawa」は発売したその年、2016年にグッドデザイン賞を受賞しています。
受賞内容詳細ページはこちら
審査委員の評価
伝統的な籐製品加工技術をモダンにアレンジした壁掛けミラー。安価な外国製品が多く出回る中で、国産の伝統技術を継承していきたいという思いが文脈として製品に表れている。素材の持つ美しさも充分に生かされている。
では、「wawa」の製造工程とは?
説明していきますね。
このような木型を用いて、籐を成形していきます。
1時間ほど蒸した籐材を型にあて、力をかけながらひとつひとつ二重のらせん状に成型していきます。
折れたりしないよう綺麗に曲げていくには、力だけではなく、職人による熟練された技術が必要になります。職人の腕の見せどころです。
綺麗に巻き上がったら、、、
かたちが崩れないように留めていきます。
表面をなめらかに仕上げます。この工程もひとつずつ丁寧に手作業で磨きあげていきます。
「Maki」の装飾の工程です。籐の巻き材を職人の手で巻いていきます。
このあと、ミラーが取り付けられ、「wawa」の完成です。
このように、製造工程を見ると、綺麗ならせん状に仕上がるまでに、職人による技術がたっぷり詰まっていることがわかります。
天然の素材は経年変化もたのしめますし、こうした伝統的な工芸技術を身近に置くことで生活も豊かになりそうですね。
さて、冒頭にお話したプレゼントキャンペーンについて、そろそろ触れますね。
ただいま当店で「wawa」を購入すると、トラフ建築設計事務所さんの代表作のひとつでもある「空気の器」をプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です。
空気の器とは
空気を包みこむように、かたちを自由に変えられる紙の器です。広げ方によって、小皿や小鉢、花瓶など用途に合わせて自由なかたちをつくることができます。紙なので薄くて軽く、器になると張りと強度がでます。使わない時はコンパクトに畳んでしまうこともできます。紙の表と裏で色が異なるため、見え方によって印象の変わる不思議な器です。
今回のキャンペーンでは「wawa」1点お買い上げで、空気の器1セット(3枚入)を差し上げています。同じデザイナーの異なるプロダクトからフィロソフィーを感じていただけると幸いです。
「wawa」は新築祝いや海外の方へのお土産など、贈り物としてもよく選ばれている「wawa」。ちょっと気の利いたプレゼントになると思います。
製品はメトロクス店頭で実際にご覧いただけます。
ぜひお立ち寄りください。