≪清岡幸道(きよおか こうどう)さんと信楽≫
みなさんこんにちは。メトロクス:タニです。
今日は今回初めて取り扱いをさせていただく
清岡幸道(きよおかこうどう)さんのご紹介です。
清岡さんに初めてお会いしたのは昨年10月にもブログでアップした
「工房からの風」でした。そのときにご本人とお話をさせていただいて
11月には信楽にある工房にお邪魔させて頂きました。今日は
そんなくだりはさておき、清岡さんの紹介です。
清岡さんは大阪芸術大学で陶芸を専攻。その後、滋賀県立陶芸の森
での研修生を経て、製陶所勤務。そこではデザインや製造などを
担当されました。
その後独立。個展、グループ展など国内外で精力的に活動を
行われている作家さんです。
信楽焼はぼてっとしたイメージがありましたが、清岡さんの器は
とても薄く、マグなどの持ち手も、シャープなフォルムをしています。
もちろん、信楽の土と釉薬を使って作られています。
ところで、信楽焼とは?ということでこちらも少し紹介します。
信楽焼は、日本六古窯の一つに数えられている、滋賀県甲賀市信楽町を
中心に作られている陶磁器です。関西と東海を結ぶ交通路でもあり、
茶湯の中心であった京や奈良にも近いことから、茶陶信楽焼として
発展を遂げました。耐火性に富んだ良質の陶土が豊富で、古くから
陶磁器の産地として有名でした。狸の置物が有名で、「他を抜く」
ということから商売繁盛の意味でお店の軒先に置かれることがあります。
信楽焼八相縁起に因んで太った狸が編み笠をかぶり首をかしげながら
右手に徳利、左手に通帳を持って立っている「酒買い小僧」が
定番となっています。1976年には伝統工芸品にも認定されました。
そんな信楽町。前回のブログでも駅前の様子をあげましたが、
今日も信楽の様子を少し。
信楽駅。信楽高原鉄道の終着です。たぬきがお出迎え。
2両編成の電車にゆられ、その日は天気もよく、暖かい日差しが
車内に差し込んでいました。
最後に、清岡さんの器を数点紹介します。
窯変(ようへん)マグ Ф80 H85 ¥3,150-
窯変というのは、焼成中にいろいろな条件によって予想できない
変化が起こり様々な色や模様がでることです。このマグは、下の部分に
炭を被せて焼成するため、窯変が起こり複雑な模様を生み出しているそうです。
耐火グラタンボウル Ф130 H50 ¥3,150-
伊賀や甲賀は土鍋なども有名です。耐火性に優れているという
特徴があります。これも直火が可能なボウルです。
青灰窯変小鉢 Ф100 H50 ¥2,100-
これも窯変の小鉢。使いやすいサイズ。
色もきれいです。
灰白角手マグ Ф85 H65 ¥3,360-
シャープで縁も薄く口当たりも良いです。四角い取手が特徴的なマグです。
コーヒーポット Ф90 H160 ¥9,450-
ポット。これも四角い持ち手が特徴的。
これらの他にもまだたくさん器を展示・販売していますので
是非ご来店ください。
今週末11日(土)はスリップウェアの伊藤さんがいらっしゃいます。
楽しみですね。