ワークショップ 四海波 花籠 レポート
こんにちは。
メトロクス・タカハシです。
今日のクラフトブログは先日、メトロクスで開催した竹を編むワークショップ
「四海波 花籠」についてレポートしていきます。
31日と1日の2日間で計6回、開催したワークショップでしたが、企画を立ち上げた時は
お客さん来てくれるかな?とそわそわしていましたが、早いうちに満員御礼となり
大盛況でした。
今回のワークショップでは竹ひごを編むところから始めて頂いたので竹を割いて
ひごにするところまでは大橋さん達にお願いしていました。
そのままではひごが固く折れてしまう可能性があるので、前日から水につけて
柔らかくしておきます。一晩つけると竹ひごからたっぷりエキスが染み出ています。
作家さんの話によると竹は糖分が多く、水にさらしておいてエキスを出しておくことで
虫が付きづらくなるそうです。
・・・ということはもしかしてこの水は甘い?
まずは花籠の底の部分から編んでいきます。
初めに講師の大橋さんがお手本を見せてくれます。皆さん興味深々です。
教えに沿って実際に自分で底を編んでいきます。
この工程には苦戦されている方も多く実は一番難しいのかも?
分からないところは講師の大橋さんと中村さんと芝田さんが
丁寧に教えてくださって頂きました。
編みあがった底の部分がこちら。
編み方はSKランプでも用いられている四つ目編みです。
何も接着していないのにこの時点で竹ひごが動かずがっちりと編み込まれています。
中村さんの言葉を借りると竹ひごがきつめに編み込まれた状態をひごが
キュンキュンしているとのこと。ちなみに大分県の方言ではありません(笑)
全員のそこ編が完了したらいよいよ籠の周囲を編んでいきましょう。
前と同じく最初は大橋さんのお手本からです。時々、冗談を交えながら和気藹々と
説明して下さる大橋さんにお客様もリラックスした様子です。
何本かの竹ひごを束ねて結んだり隙間に通したりしていきます。
竹ひごが折れそうで恐る恐る曲げているお客様も多かったですが、竹ひごは柔らかく
皆さんきれいに編んでいけていました。
全員、形になってきましたね。
微妙な形の違いは人それぞれ、すぼまっている花籠や少し開いた花籠等、
個性豊かな作品が仕上がっていきます。
最後に余った竹ひごをカットして完成です!
花籠としても小物入れとして使ってもいいですね!
大正時代に編み方が考案されたこの「四海波 花籠」は竹編の登竜門的な存在で
初心者にも比較的優しい花籠だそうです。
このワークショップで竹細工に興味をはまったお客様は今後さらに難易度の高い作品に
挑戦してみるのもいいのではないでしょうか?
【おまけ】・・・
ワークショップ終了後、大橋さんたちのご好意でメトロクススタッフも
四海波に挑戦させて頂きました。今では全員、自宅で四海波 花籠を愛用しています(笑)
ご参加頂いたお客様、大分からお越し頂きご指導頂いた、大橋重臣さん、中村さとみさん、
芝田麻衣子さん本当にありがとうございました。
これからもメトロクスでは面白い企画を考案していきたいと思っていますのでご期待ください!