暑い夏を乗り切る日本の知恵と道具

こんにちは、メトロクス・カネコです。

今週はお天気も良く、真夏日が続いています。
日本の暑い夏を少しでも涼しく過ごす為に、先人たちが生み出した道具や慣習。風鈴や打ち水などもその一つですね。今回、メトロクスがオススメするのが『うちわ』です。
毎年好評を頂いている、柚木沙弥郎さんの『房州うちわ』。
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房州うちわの特徴や柚木さんの図案に関してはこちらのブログでもご紹介している通りですが、今年はうちわの歴史について紐解いてみようと思います。

うちわは元々、涼を取るための道具ではなく儀式や祈願、位の高い人物が顔を隠すような様々なシーンで使用されていました。
それが江戸時代に庶民の手に渡ると、和紙と竹を用いて製造されるようになった事で送風力が上がり、実用的に扇いで涼しむ事や木版画技術を用いたうちわ絵で美術を楽しんだりと、現代の使い方の土台が出来上がりました。
明治に入ると商用目的で使用され、うちわに企業の宣伝を載せて大量に海外に輸出もしていたそうです。現在もうちわを販促品として使用する文化は残っていますよね。それでうちわは街中でもらう機会もあり、わざわざ購入しなくとも家にあるもの、という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、せっかく使うならば!お気に入りの図柄が入ったものや、プラスチック製ではなく伝統的な竹と和紙製のもので違いを感じて頂きたいなと思います。実際に、和紙と竹で出来たうちわの風は柔らかく、また竹のしなりにより、せわしなく扇ぐがずとも十分に風を送る事が出来ます。扇ぐ所作もがとても優雅に映るのはその為ですね。

2職人さんの技術が光る『窓』と、1本の竹から出来た握りやすい柄

今年は既に完売してしまった図柄もありますのでお早めに!今年のラインナップはこちら
是非、この機会に店頭でお手にとって頂ければと思います。

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