夜の時間を柔らかく彩る、繊細なランタンシェード
こんにちは、メトロクス・タカハシ(商品部)です。
暑い日が続きながらも、日が暮れると秋の気配を感じるようになってきました。来週には十五夜も迎えますね。
本日はこれからやってくる秋の夜長にもぴったりな、素敵な照明をご紹介いたします。
照明作家 谷俊幸さんのランタンシェードです。「遊光」をコンセプトに数々の作品を製作されていますが、今回エヌクラフツには4種類のシェードが仲間入りしました。
どのシェードも、提灯の三大産地といわれる水戸にて製作されています。シェード表面の和紙には水、汚れを防ぐ加工が施され、ひごはPET樹脂、でんぷん糊と環境に良い素材で作られています。
通常の提灯のひごには竹や針金を使用しますが、このシェードはPET樹脂製なうえ、薄い和紙を巻き付けて質感を出すことで、ひご自体の影が抑えられています。
こちら「侖Ron」の上下部には、駿河竹千筋細工の技法が使われています。
本来、細く丸く削った竹ひごを曲げて、竹の輪に組み込んでいく技法ですが、その「曲げる」という大きな特徴をあえて省き、直線の組み方のみで柔らかさを表現しています。
幾重にも重なった繊細な竹ひごは、見る角度によって様々な表情を見せてくれそうです。
またこちらのデザインは、上下反対にして使用することも可能です。
ちなみに、これほどに繊細なデザインですが、梱包時は提灯らしくぺたんと畳まれています。
どこか懐かしさも感じられる柔らかな照明で、一足早く秋を感じてみてはいかがでしょうか?