クラフトフェアまつもとへ行ってきました。
みなさんこんにちは、メトロクス:タニです。
先日もブログにちょろっと書きましたが、先週末に
長野県松本市で毎年開催されている「クラフトフェアまつもと」に
行ってきました。土曜日のメトロクス営業終了後、夜9時の
スーパーあずさに乗り込んで、結構遠いんですね、って思いながらの
3時間。夜12時の松本駅へ到着。
そんな出張の始まりでした。
今回初めてだったのですが、事前に見たい作家さんの情報を頭に
叩き込み、スタッフからもどの作家さんが良さそうか?などの調査も
行い、心を躍らせての初めての参加でした。
朝9時からのスタートとあったのですが、せっかちな僕は8時半ごろ会場に到着。
すると既に作品を並べている作家さんとそれを真剣に見る一般の
方の姿がそこにありました。なるほど、そうですよね、
そりゃそういう意気込みありますよね?って思った矢先、
気になった建物があり、ついつい最初にそちらに入ってしまいました。
旧松本高等学校。重要文化財だそうです。すてきな建物で、
中には図書館などもありました。朝早かったため中は見れず。
ですが、隣に「復元教室」というお部屋が。
朝の日差しがなんとも心を落ち着かせてくれる、そんな一部屋。
そしていよいよ会場へ。
どうやら2日間の会期で来場者は約7万人。歴史も古く、国内最大の
クラフトフェアです。たくさんの作家さんたちとその作品を見ることができました。
こんな展示もならではですね。
下の写真は何度かクラフトブログでも紹介させていただいた、沖原さんのテント。
初日にたくさん販売になったようです。
田植えが終わった時期、稲が飾ってありました。
そして、什器には「久保田6号」。8号もお持ちだそうですよ。
会場では偶然、4月まで期間限定出店をしていた松屋銀座さんに来店され、
先日もメトロクスへ来て頂いたお客様とばったり。登山の帰りだそうで、
楽しんで見られていました。こういったことも嬉しいですね。
もちろん新しい作家さんともお話しすることが出来、もしかすると
今後エヌクラフツのラインとしてご紹介できるかもしれません。
お楽しみに!
会場を後にし、急ぎ足で念願の松本民芸館へ。
あがたの森から重い荷物を背負って歩くこと25分。
ちょうど開館50周年記念で、創設者:丸山太郎の企画展が。
「美しいものが美しい」と題された展示。
このパンフレットに書かれた氏の言葉が素敵なので引用させて頂きます。
『・・・・陳列してあるものをご覧になってまず何が美しいのか、例えば
形が美しい、模様が美しい、色が美しい、材料が美しいということを
見てください。・・・・人間は誰でも美しいものを求めていますが、身辺
にあっても気づかずにいたり、また美しいものに会う機会が少なかったり
しているのです。・・・・物を買うときには美しいものを選びます。本物に
流行はありません。本当に良いものを愛情を持って永く正しく使うことは、
名も無い職人の仕事を尊敬し、物に愛着が生まれ、自分の心や生活を
豊かにしてくれます。』
※松本民芸館開館50周年記念「美しいものが美しい~丸山太郎のまなざし」パンフレットより引用
みなさんはどうでしょうか?僕には心に響きました。民藝に深く
かかわっているわけではありませんが、どんなこと、ものにも
当てはまるのではないでしょうか。つつしまねばならん、つつしまねばならん、ですね。
そして欲張りにも松本市美術館へ。閉館間際の滑り込み。
「モダンデザインの精華」展。駆け足で見てきましたよ。
一昨年のブログでもこのクラフトフェアのことが書かれていますが、
松本市は草間彌生さんの生まれた土地だとか。美術館のまわりも
作品であふれていました。急に雲行きが怪しくなり、しばし雨宿り。
中庭の赤いきのこ
ピロティーから覗くと、ちょっと怖いですね。
巨大な生物に襲われているような錯覚に陥ります。
重いリュックを背負い、朝から夕方まで歩きつくした一日でした。
まだまだギャラリーやショップなど、松本にはホットなプレイスが
たくさんあると昨日スタイリストの中林さんからお伺いしたところでした。
次回行くときはそちらにも脚を運びたいと思います。
そして、いくつか持ち帰ったサンプルや、各作家たちと話をした内容を元に
今後取り扱っていけるかどうかなどの協議が始まります。
今後の案内を楽しみにお待ちくださいね。