練り上げの器作家 ハラダマホさんの工房 訪問記!

こんにちは、メトロクス・オノデラです。

先月末、練り上げの技法を用いて器を製作されている、
ハラダマホさんの工房にお邪魔してきました。
このたびの訪問の目的は、
来年1月にメトロクスで開催予定の催事の打ち合わせのため。
催事の詳細はまだお知らせできませんが、
ハラダさんの工房訪問の際に見てきたことを
ちょっとだけですがご紹介させてください。

まずは、ハラダさんの工房。
工房の中をご案内いただき、
催事用の資料として、写真撮影させていただきました。

材料に道具に、製作途中の作品・・・。
どれも興味深い!

とくに目を奪われたのは、
ハラダさんがデザインを考える際に絵が画れる模様の設計図。
練り上げの技法は、陶芸の中でもとくに時間も労力も必要な技法です。
このように、ハラダさんの器の模様は、綿密に計算されてできています。

実際に、カップ(白樺)を製作しているところを見せていただきながら
その製作工程もおしえていただきました。

よりくわしい製作工程や工房の様子などは、
来年1月の催事の際にみなさまにお伝えできる予定です。
おたのしみに。

さて、ハラダマホさんの工房は、
熊本市街地から車で約1時間30分。山の中にあります。
ハラダさんから、訪問前に、
「だいぶ山の中だよ。夜は暗いから危ないよ。」
とお伺いしていたものの、
私は北海道出身ということもあり、大自然に慣れている方であると自負していたので、
「山の中くらい大丈夫」と高を括っていましたが、
実際に訪れてみて、やっとハラダさんのおっしゃっていた意味がわかりました。

私の想像をはるかにはるかに超えていました。
まさに秘境!

ハラダさんのご自宅兼工房の横の細道をずんずん進んでいくこと5分・・・。
もう車が通れる道も街頭もありません。

道の奥には、すばらしい棚田の風景が広がっていました。


※右側の奥に見える小さな人影は、ハラダさんのうしろ姿。

お昼ご飯は、ハラダさんお手製弁当と
ハラダさんのお家の畑で採れたいちじくを
いっしょに棚田を見下ろしながらいただきました。

ハラダさんとピクニック。
自然の中で、おいしい空気と美しい風景と
いっしょに味わうお弁当は、それはもう格別でした。

その後は、棚田を見ながらのんびり散歩。

ハラダさんからお借りした蚊取り線香を
腰に巻きつけて、
虫なんかへっちゃらです!

ちょうど私がお伺いした時期は、
金色にはなっていませんでしたが、稲穂がたわわに実り、
真っ赤な彼岸花が満開でした。

金木犀、銀木製も満開。
甘い香りがただよい、秋の気配を感じました。

散歩から戻った後、ハラダさんのご自宅で、
ハラダさんのお母さまお手製のおはぎもごちそうになりました。
こちらもおいしくてほっぺたが落ちました。

このたびの訪問では、ハラダ家のみなさまに、
やさしくおもてなしいただき、心があたたまりました。
いとこのお姉ちゃんの家にあそびに来ている気分になりました。
仕事で打ち合わせのためにお伺いしたにもかかわらず、
心身ともにリフレッシュ。

ハラダさん、ハラダさんのご家族のみなさま、
ありがとうございました!

来年1月の催事がたのしみにです。
とてもたのしい催事となりそうです。
年末ころにはご案内できるかと思いますので、
もうしばらくお待ちください。

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