日常にささやかな彩りを添える丸盆
こんにちは、メトロクス・タカダです。
この頃では、ようやく春の陽気が訪れて、外で過ごす時間が気持ちの良い季節になってきました。
それでも、まだまだ寒い夜が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、1946年に創業した老舗漆器工房、川口屋漆器店の丸盆をご紹介いたします。
こちらは、香川漆器を代表する柄のひとつ、独楽柄を施したお盆で、おもちゃのコマに由来した彫りが施され、民芸品的な可愛らしいデザインが特徴です。
丸盆こま イエロー 11,000円
丸盆こま ネイビー 11,000円
丸盆千筋中こま 11,000円
細かな線彫りを施し、自然の木目を生かした拭き漆による仕上げと、中心部の色漆塗りによる独楽柄が美しいですね。
ちなみに、香川漆器とは、江戸時代に発展した香川県で作られている漆器の総称です。
蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)、 後藤塗(ごとうぬり)、象谷塗(ぞうこくぬり)の5つの技法があり、 江戸時代から続く地場産業として1976年に国の伝統工芸品に指定されました。
彫りの技術や色漆の美しさが特徴で、非常に丈夫で扱いやすく、古くから普段使いの器として親しまれています。
伝統工芸品としての技術とモダンなデザインが介在するレトロな佇まいで、飾りたくなるような魅力があります。
何気なく置かれた日常の食卓にも、ささやかな彩を添えてくれるのではないでしょうか。
お使いいただくうちに漆がはがれてきてしまった場合は、塗り直しも承っておりますので、末永くご愛用いただくことが可能です。
消費型の量産品ではない、手仕事ならではの嬉しいポイントですね。