鈴木稔さんのコメント

こんにちは。メトロクス、ヨダです。
秋を通り越して冬のような気候ですが、店内では秋らしさを演出するこんな光景が。

釜定オーナメントの鳥が赤い実にくちばしを伸ばしています。
黒い南部鉄と深い赤色は相性がいいですね。

昨日は台風の中、ご来店して頂いた方々、ありがとうございました!
現在メトロクス東京で開催中の「あたらしいクラフトのカタチ」展、
催事中の日曜日・祝日は12時からのオープンです。

この展示を開催するにあたって、5人の作家さんには新たに作品を制作・出展して頂きました。
よりご来店いただいた皆様により深く作品について知って頂けるよう、
各作家さんにそれぞれコメントを頂いています。


店頭ではパネル展示をしていますが、
貴重なコメントなので、ブログでもご紹介したいと思います。

各作家さんに、

1)今回催事のために制作して頂いた作品について
2)ご自身が考える「あたらしいクラフトのカタチ」とはどのようなものでしょうか?

という2点についてお伺いしています。

今回は、益子焼の作家、鈴木稔さんのコメントをご紹介します。

鈴木稔さんのコメント

1) 今回催事のために制作して頂いた作品について
※鈴木さんにはメトロクスオリジナルのうつわのサンプルを新たに制作していただきました。
サンプルの画像はこちら

n-craftsの立ち上げから、何度となくMETROCSのスタッフと器に関する意見交換を行ってきました。
今回は、新しい型づくりから取り組みました。
まず、使用頻度が高いと思われるアイテムを選び出し、用途に応じたサイズと形状について、
METROCS側と検討を重ねました。
色調や色も抑え、シンプルなデザインにしました。
これからもお客様の反応やご意見を参考にしながら、METROCSスタッフとさらなる改良を加え、
完成度を高めていきたいと考えています。

2) ご自身が考える「あたらしいクラフトのカタチ」とはどのようなものでしょうか?

時折、「こうあるべき」という思いこみから解き放たれて、パッとひらめきが浮かぶことがあります。
瞬間、湧き上がるパワーと快感。
それを追い求め続けています。
「あたらしいクラフトのカタチ」は、自分の考えに固執せず、柔軟でニュートラルな状態から
生れるのではないかと期待しています。

いつもメトロクススタッフが工房にお邪魔すると、陶器に対する熱い思いをお話くださる鈴木さん。
これからまた議論を重ね、鈴木さんとメトロクスで更なる「あたらしいカタチ」を目指します。
素敵なコメントを本当にありがとうございました。

展示は11/6(土)までです。
鈴木さんの作品は、薪で焼いたうつわを販売しています。
薪のものは、一点づつ表情が違い同じものはありません。
手にとって、その器の感触を確かめてみてください。

tokyo@metrocs.jp|TEL 03-5777-5866