近藤昭作氏の竹のあかりを復刻しました!

こんにちは。
メトロクス・オノデラです。

このたび、メトロクスから、竹の照明「SKランプ」が発売になります。
開発からおよそ2年・・・。
ようやくの発売です!

SKランプ 半月型


Photo:Masatoshi Takahashi, Styling:Yumi Nakata, Cooperation:Royal Furniture Collection

SKランプ 山型


Photo:Masatoshi Takahashi, Styling:Yumi Nakata

成型アクリルを竹で編みながら挟み込んだ一体型のシェードが特徴です。
竹編み部は、年月が経つにつれて、味わい深い飴色に変わっていきます。
点灯時は、白く発光するアクリル面と
竹の隙間から漏れるやわらかな灯りが心地よいですよ。

さてさて、この照明は、
竹を用いた照明づくりの第一人者である近藤昭作さんにより
デザインされた照明です。


竹のあかりとともに工房にて。

近藤昭作さんは、1927年生まれ。
1965年から日本デザイナークラフトマン協会
(現在の日本クラフトデザイン協会)の理事を務める他、
1982年にプロダクトデザインや工芸に関して
優れた業績を挙げた人々に贈られる“国井喜太郎賞”を受賞するなど、
職人、デザイナー、工芸作家の3つの顔を持ち、国内外で高く評価され、
量産可能な工業デザインの考え方を取り入れつつ、
素材の特性を生かした仕事は、
今日のクラフトデザインに大きな影響を与えています。

実は、この照明、2008年までは、
別府の熟練した技術を持つ職人さんの手により製作されていましたが、
職人さんや近藤さんご自身の高齢化のため、
生産を続けることを断念されたのでした。
なんとかこの照明を後世に残すことができないか・・・という思いのもと、
私たちメトロクスは、近藤昭作さんにお願いして、
昨年、近藤さんから別府の若手の職人たちへ
製造方法を伝授していただく計画を立て、実行に移しました!

これは、昨年の9月に、
近藤さんから別府の若手職人さんへ指導している際の様子です。

近藤さんは、現在88歳!
いつもニコニコ。
背筋もピンとしていて、とってもお元気!

別府の職人によってひとつひとつ手作業で竹を編んでいるSKランプ
メトロクス東京の店頭にて展示販売しております。
実物をご覧になられたい方は、ぜひお店にいらしてくださいね。

おまけ

昨年9月の別府でのワンショット。
左は、現在SKランプの製造をお手伝いいただいている大橋重臣さん。
右は、近藤昭作さん。
ご指導いただいた後のおつかれ会。
ほろ酔いの中で、近藤さんのお若いときのお話や製作のお話など、
いろいろとお伺いすることのできた貴重なひとときでした。

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